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Works


 ある日ファン・ゴッホの作品を模写している時に自分自身の感覚と「当時のファン・ゴッホの想念」がまるで自分の心臓と彼の心臓が重なったかのように手に取るように感じ取れる瞬間がありました。「絵の前」という当時のゴッホと同じ場所に立ったときに見える構図や筆の運びや色選びなどから不思議と自分の心の中に当時のゴッホの想いが再現されるように感じたのです。それはあたかも名画の前に画家の魂が浮遊し続けており、同じく画家である私の心の中に入り込んでくるかのような感覚でした。

 その時に私が感じたゴッホの想念は「炎の画家」と呼ばれその不遇な人生や病を患ったことと関連付けて語られがちなゴッホ像とは異なり、希望に満ちた穏やかな想いを感じ取ることができました。その想念のみを抽出し雲の形や表情として描写したのがこのシリーズです。


《ゴッホの想念 》シリーズ

2020


2019





     世界の表面/裏側は鑑賞者の方に実在への疑問を投げかける作品です。私たちが風景として見ている山。実際は平面に皺がよることでできた起伏をそう呼んでいて、その中身や裏側がどうなっているか知ることができません。是非近くに寄って横から見たり下から覗き上げたりしてみてください。


《世界の表面》

2018, アクリル絵の具・キャンバス・木枠・釘・水彩紙 ,  41 x 31.8cm x 12 peaces, (c)Miho Kitamoto




《  世界の裏側  》

2018, アクリル絵の具・キャンバス・木枠・釘・水彩紙, 70 x 162 x 130cm, (c)Miho Kitamoto




     縁あって札幌資料館(旧札幌控訴院)で展示をさせていただきました。展示室にある窓から射し込む木漏れ日。その先にまっすぐ続く大通公園と、そこでくつろぐ市民のみなさんの声。そこから吹き込む優しい風。展示室の窓を通じて平面と空間、室内と外の世界がどう調和するのかを感じていただく作品です。


《  風  》

風・窓・アクリル絵の具・キャンバス, 180 x 100cm x 2windows・91 x 72.7cm x 2 peaces , (c)Miho Kitamoto





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